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近年、古民家の移築再生・現存のまま修復する古民家再生や、高齢化による過疎化が進み居住者がいない建物を解体して良質の古材(柱・梁・框・床の間材・広縁の床材等)を、商業施設や住宅等の化粧材、仕上材として使う、古材の再利用が注目を集めるようになりました。

ただ、古民家再生や古材の定義はあいまいで、ただ単に古い家屋をリフォームすることを「古民家再生」、解体の際の木材を使うだけで「古材の再利用」と呼ぶ業者も多いのが現状です。

古民家の構造は生活様式により、又は、各地方の気候等によって異なり、特徴にも違いがあります。しかし、共通点としては使用されている木材とその材質にあり、その使用されている主な木材には 「欅、松、栗、桜、桧、杉」があり、いずれも樹齢150年以上のものです。
又、寒い地方に育った大木の赤身部分を多く残した、しっかりした堅木の木材が使われています・・・など古い家だから「古民家」、古い材料だから「古材」、というわけではありません。

当社では「古民家」と「古材」と称される条件として以下の様に定義づけて区別しております。




1.築年数は江戸時代後期〜昭和初期。

2.木材の木作り方法は「木挽」職人により、手作業で仕上げられている。

3.木組に最も重要な仕口は社寺建築により受継がれてきた技法が多く用いられている。

4.昔の生活では煮炊きするのは「かまど」冬の寒さは「囲炉裏」で火を焚いて暖をとっていました。
その天井などに使用されている梁などは煙の煤により、真っ黒になっていることがほとんどです。
ただ、その煤は木質から除々に水分を抜きとり、木材の反りを止め、さらに防虫の役目も果たす・・・、そのような環境で“育った”木材。




1.倉庫内で保管しておく、煤を落さない様に心がける。

2.仕口部分は出来る限り壊さない様にして再利用の時に同じ木組にする。仕口を仕上げ化粧として見せる事も可能。

3.主に化粧材、仕上材とする場合、構造の変更により必要のなくなった仕口やその他造作材の取付部分の切欠きも最小の修復に止める。





1.長年に生き抜いてきた本物は何百年経っても、尚、活きており、木造建築の勝れた技術の継承により、古き良き時代の懐かしさと、年輪に深く込められた温もりを今に伝え、その体感により、本来の住まいのあり方が少し見直されている様に思います。

2.昔の生活では煮炊きするのは「かまど」冬の寒さは「囲炉裏」で火を焚いて暖をとっていました。その天井などに使用されている梁などは煙の煤により、真っ黒になっていることがほとんどです。
ただ、その煤は木質から除々に水分を抜きとり、木材の反りを止め、さらに防虫の役目も果たす・・・、人口的には不可能な木材の強度加工を環境がつくりだしています。

3.日本特有の高温多湿の気候風土に合わせた材料(土壁や漆喰)を用いる事により、視覚的な安らぎを得られるのはもちろん、機能面(断熱、防湿、防火)でもとても優れた効果を体感できます。更に煤竹や和紙等の組合せにより、日本ならではの住空間の広がりが楽しめます。


4.建物の用途としましては、店舗、戸建住宅、施設エントランス、アトリエ等広く利用出来ます。リフォームの場合、リビング、キッチン、ダイニング、トイレ等の床板、腰板、天井部分の化粧梁等にも広く利用しております。上質な古材が空間の心地良いアクセントとなります。

5.当社では、いい古材を常にストックする体制を整えているので、建築費用の面においても一般的なムク材を使用した場合の建築費と変わりありません。